相加平均と相乗平均は、複数の値の平均を計算する方法です。
相加平均は、複数の値を加算し、その和を値の数で割ったものです。公式は、
(x1 + x2 + x3 + … + xn) / n
相乗平均は、複数の値を乗算し、その積を値の数でn乗したものです。公式は、
(x1 * x2 * x3 * … * xn)^(1/n)
両者の違いは、相加平均は値の数が大きくなるほど小さくなり、相乗平均は値の数が大きくなるほど大きくなります。
相加平均は、値が大きく異なる場合には、大きな値が小さな値を押し上げる影響を受けやすく、相乗平均はそれに対して対数を使って対処しているため、値の大きな差があっても影響を受けにくい。
それぞれ適用範囲が異なり、相加平均は値が大きく異なる場合には適していないが、相乗平均は値が大きく異なる場合には適している.
ほかにも
・算術平均:複数の値を加算し、その和を値の数で割ったもの。これは相加平均と同じです。
・几何平均:複数の値を乗算し、その積を値の数でn乗したもの。これは相乗平均と同じです。
・中央値:値を昇順に並べたときに、中央に位置する値。値が偶数個の場合は中央に位置する2つの値の平均。
・最頻値:値の中で最も頻繁に出現する値。
・平均偏差:各値が平均値からどの程度ずれているかを示す数値。
・標準
などがあります。